説明
【対象】
犬
【内容量】
20g×5包
パウダータイプ
【特長】
- 高消化性原材料
- 慢性肝疾患非代償期の使用を想定し、たんぱく質を抑えた設計としています。
- 肝疾患時における、BCAAの働きに注目し、摂取量を多くするためFischer比(BCAA/AAA)を高めています。
- アルギニン、タウリンを配合しました。
- 脂質は過剰にならないように調整し、さらに肝硬変等で不足しがちな脂質代
謝促進作用のあるL-カルニチンを配合しました。 - ビフィズス菌増殖因子としてのミルクオリゴ糖(ラクチュロース)と、食物繊維
(難消化性デキストリン)を配合し、腸内細菌叢のバランスの確保による腸内
環境の整備に配慮しました。 - 銅蓄積性肝障害に配慮し、銅の含有量を抑えると同時に腸管内で銅の吸収
量の調整に関与する亜鉛の含有量を高めました。 - 門脈高血圧に対応するためナトリウム含有量に配慮、また慢性肝臓疾患時の
体液のイオンバランスを考慮して十分なカリウムを配合しました。 - ビタミン類は十分量を配合、特にビタミンEとビタミンKに配慮しました。
【溶解方法および給与方法】
1.経管で与える場合
〔溶解方法〕
チューブ・ダイエット〈ヘパケア〉を給与量のチューブ推奨記載量の微温湯(40℃前後)で溶かし、使用します。溶かす際は、まず微温湯の半分量を加え、撹拌し、ペースト状にして3~4分間程放置し、残り半分量の微温湯を加えて更に撹拌すると溶解がスムーズです。
〔給与方法〕
フィーディングチューブを介し給与してください。
2.その他の場合
〔溶解方法〕
チューブ・ダイエット〈ヘパケア〉を給与量のシリンジ推奨、ペースト状記載量の微温湯(40℃前後)量を参考に、溶かし使用します。
〔給与方法〕
シリンジ・食器等を使用して給与してください。
【給与量の目安】
『標準給与量』
*標準給与量は表の通りですが、給与の1日目には標準給与量の1/3量、2日目には2/3量、3日目には全量給与を目安としてください。
*給与回数は1日に2回以上とし、適宜ご調整ください。
*1日当りの熱量は、入院・安静時に必要なカロリー:RER(kcal)=70×(体重kg)0.75乗で計算。
*消化管の状態によっては低濃度からの使用を推奨します。
【成分】
たんぱく質 20.0%以上、脂質 25.0%以上、粗繊維 2.0%以下、灰分 4.5%以下、水分 3.5%以下
【原材料】
中鎖脂肪酸(MCT)含有粉末油脂、でん粉分解物、乳類、卵黄粉末、ブドウ糖、難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)、アミノ酸類(L-アルギニン、DLーメチオニン、Lーイソロイシン、Lーロイシン、Lートレオニン、Lートリプトファン、Lーバリン、タウリン)、乳糖、ミルクオリゴ糖、乾燥酵母、ミネラル類(Ca、P、K、Na、Cl、Mg、Fe、Cu、Mn、Zn、I)、ビタミン類(A、D、K、B1、B2、B6、B12、C、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、コリン、L-カルニチン)、二酸化ケイ素
【使用上の注意】
- 濃度、給与方法、給与速度などは年齢、種類、体重、病状などにより適宜ご調整ください。
- 溶解する容器、給与器具類は常に清潔で、乾燥したものをご使用ください。
- 溶解は清潔な場所で行い、細菌に汚染されないようにご注意ください。
- 溶解後は早めにご使用ください(目安2時間以内)。
- 完全に溶解しないとチューブ(カテーテル)に詰まることがあります。十分に溶解してからご使用ください。
- 60℃以上の温湯での溶解は一部の栄養成分が失われる原因となりますので、避けてください。
- 給与にあたり(特に飢餓状態の犬)電解質モニタリングの必要があります。
- 食事療法食は、特定の疾病に対応して栄養成分や機能原料を調整しております。したがって、病気の種類や状態によっては適合しない場合もあります。獣医師の指導に従って適切にご給与ください。
※猫の使用に関しまして
チューブ・ダイエット〈ヘパケア〉はその特性上、たんぱく制限の必要な疾患においても、猫の必要量を下回るため使用は推奨しておりません。ご使用を検討される症例におきましては、獣医師の判断のもと状態や既往歴、使用期間等にご注意ください。
【保存上の注意】
- 直射日光、湿気の多い所を避け、風通しの良い清潔な場所に虫等が入らないように密封して保存してください。
- 開封後はお早めにお使いください。
- 乳児の手の届かないところに保管してください。
【区分】
犬用食事療法食
【原産国】
日本
【販売元】
株式会社森乳サンワールド