一般医薬品

コバルジンカプセル 猫用 100カプセル

¥8,000 (税込)

 

【製品概要】
猫の慢性腎不全における尿毒症症状の発現を抑制するカプセル剤の医薬品です。
特に「食欲」「口臭」を有意に改善します。
クレメジンが尿毒症物質を吸着することで効果を発揮します。

【使い方】
1日量としてクレメジン原体400mg(2カプセル分)を数回に分けて猫に経口投与します。
食前・食後・食間のいつ飲ませても構いませんが、他の医薬品やサプリメントの成分を吸着してしまう危険性がありますので、同時投与は避け、他剤の投薬後30~1時間空けてから投与してください。

【主成分】
1:クレメジン原体 200mg/1カプセル中

 

説明

効果効能】
猫:慢性腎不全における尿毒症症状の発現の抑制

【用法用量】
1日量として400mgを数回に分けて経口投与する

【使用上の注意】
1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。

・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。

・本剤は獣医師の指導の下で使用すること。

(取扱い及び廃棄のための注意)

・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。

(保管上の注意)

・小児の手の届かないところに保管すること。

・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。

・誤用を避け、品質を保持するため、他の容器に入れかえないこと。

2.使用に際して気を付けること

(猫に関する注意)

副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

(専門的事項)

①対象動物の使用制限等

排泄に障害をきたすおそれがあるため、消化管に通過障害を有する猫には投与しないこと。

②重要な基本的注意

・消化管潰瘍を有する場合、本剤は固体のまま消化管を通過し患部を刺激するおそれがあるため、猫の状態を観察しながら慎重に投与すること。

・便秘を起こしやすい場合は、便秘を増悪するおそれがあるため、猫の状態を観察しながら慎重に投与すること。

・妊娠中及び哺乳中の猫に対する安全性は確立されていないため、使用の適否の判断を慎重に行うこと。

・末期腎不全(たとえば、持続的な輸液の補給が必要な状態や食欲が著しく低下・廃絶した状態等)に至った場合は、本剤の投与のみでは効果が十分ではないことが予測されるため、輸液の補給等適切な処置を行うこと。

・急性期の腎不全では、本剤の投与のみでは効果が十分ではないことが予測されるため、輸液の補給等適切な処置を行うこと。

・ビタミンやホルモン、アミノ酸などの生体内における恒常性について、これまでに特記すべき異常は認められていないが、本剤は吸着剤であることを考慮して、特に長期投与の場合は、全身状態等に注意すること。

③相互作用

他剤を併用する場合、本剤は吸着剤であることを考慮し、同時投与は避けること。

④副作用

本剤の投与により、ときに便秘、下痢があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合は減量、休薬等の適切な処置を行うこと。

【貯法】
気密容器、室温保存、湿気を避けて保存すること

【包装単位】
100カプセル(10カプセル×10)

【承認区分】
医薬品(動物用医薬品)

【製剤区分】
肝臓疾患用・解毒剤

【製造販売業者】
株式会社 クレハ

【メーカーお問合わせ先】
エランコジャパン株式会社
〒107-0052 東京都港区赤坂四丁目15番1号
TEL:0120-126-471

よくある質問

Q.コバルジンはどのように作用しますか?
A.消化管で分泌・生産される尿毒症毒素を吸着し、便とともに排泄します。
 コバルジンは、分子量200~3000の物質を吸着しやすい性質があるため、
 尿毒症毒素を選択的に吸着し、消化酵素など体に必要なものを吸着しない
 のが特長です。

Q.コバルジンはどのように投与すればよいでしょうか?
 他の医薬品やサプリメントと同時に投与してもよいですか?
A.通常、猫1頭あたり、1日200㎎カプセルを2カプセル(400㎎)を数回に
 分けて経口投与してください。他の医薬品やサプリメントの成分を吸着し
 てしまう危険性がありますので、同時投与は避け、他剤の投薬後30~1時間
 空けてコバルジンを投与してください。カプセルが大きくて飲みにくい場合
 はカプセルをあけてフードにかけて投与してください。
Q.食前、食後いつ飲ませればよいですか?
A.食前、食後、食間のいつ飲ませても構いません。
 飲ませやすいタイミングで投与してください。
Q.コバルジンを餌や水に混ぜて投与してもよいですか?
A.飲ませにくい場合、餌や水に混ぜて投与しても差し支えありません。
 ただし、混ぜた後は長時間放置せず、できるだけ速やかにご使用ください。
Q.血液中の尿毒症毒素がなぜ経口的に除去できるのですか?
A.コバルジンは血液中に吸収されませんが、下記①および②の尿毒症毒素やその
 前駆体を消化管内で吸着除去するため、結果的に血液中の尿毒症毒素を除去する
 事ができます。

 【血液中の尿毒症毒素の由来】
 ① 消化管内で産生される食餌由来の毒素
 ② 肝臓・腎臓等で産生された毒素
Q.コバルジンはBUNやCreを下げる効果がありますか?
コバルジンには直接BUNやCreを低下させる作用はありません。
ただし、尿毒症症状の改善に伴い全身状態が向上し、その結果として
BUNやCreが低下する事は考えられます。
Q.副作用はありますか?
A.まれに下痢などの消化器症状あらわれることがあります。
そのような場合は、減量・休薬などの適切な処置を行ってください。
コバルジンは球形の均一な形状であるため、他の吸着炭と比較して便秘の原因
になりにくいのが特長です。

添付文書等

添付文書