説明
【対象】
犬
【内容量】
20g×5包
パウダータイプ
【特長】
- 脂質を3.0%以上(実測値3.1%)に抑え、粗繊維を0とすることで膵炎の急性期等、積極的に低脂質、高消化を選択すべき消化器疾患症例に対応。
- 最小限の脂質を含有することで、脂溶性ビタミンの輸送をサポートできるように配慮。
- 高消化性の消化態乳たんぱく質、中鎖脂肪酸(MCT)を原料の一部に使用。
- たんぱく質過剰にならないよう組成に配慮し、腸粘膜の保全に必要なグルタミンを補給。
- 炎症性腸疾患、腎臓障害等の併発疾患を考慮し、ビタミンB12およびリンの含有量に配慮。
- 消化器疾患に配慮し、ビタミンDを強化
- 十分なカルシウム量、その他ビタミン、ミネラルを添加。
- 消化器疾患時に併用されることの多いプロバイオティクスであるビフィズス生菌をあらかじめ配合。
- 添加水量で形状を調整可能、病態の変化に合わせて給与方法の選択が可能です。
【溶解方法および給与方法】
1.経管で与える場合
〔溶解方法〕
チューブ・ダイエット〈低脂肪〉を給与量のチューブ推奨記載量の微温湯(40℃前後)で溶かし、使用します。溶かす際は、まず微温湯の半分量を加え、撹拌し、ペースト状にして3~4分間程放置し、残り半分量の微温湯を加えて更に撹拌すると溶解がスムーズです。
〔給与方法〕
フィーディングチューブを介し給与してください。
2.その他の場合
〔溶解方法〕
チューブ・ダイエット〈低脂肪〉を給与量のシリンジ推奨、ペースト状記載量の微温湯(40℃前後)量を参考に、溶かし使用します。
〔給与方法〕
シリンジ・食器等を使用して給与してください。
【給与量の目安】
『標準給与量』
*標準給与量は表の通りですが、給与の1日目には標準給与量の1/3量、2日目には2/3量、3日目には全量給与を目安としてください。
*給与回数は1日に2回以上とし、適宜ご調整ください。
*1日当りの熱量は、入院・安静時に必要なカロリー:RER(kcal)=70×(体重kg)0.75乗で計算。
*消化管の状態によっては低濃度からの使用を推奨します。
【成分】
たんぱく質 25.0%以上、脂質 3.0%以上、粗繊維 0.3%以下、灰分 5.0%以下、水分 3.0%以下
【原材料】
でん粉分解物、乳類、ブドウ糖、アミノ酸類(L-アルギニン、L-グルタミン、DL-メチオニン、L-トレオニン、L-トリプトファン、タウリン)、ミネラル類(Ca、P、K、Na、Cl、Mg、Fe、Cu、Mn、Zn、I)、卵黄粉末、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、B12、C、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、イノシトール、コリン、L-カルニチン)、中鎖脂肪酸(MCT)含有粉末油脂、酵母エキスパウダー、DHA粉末、二酸化ケイ素、香料(バタ-ミクロン)、ビフィズス生菌末、乾燥酵母
【使用上の注意】
- 濃度、給与方法、給与速度などは年齢、種類、体重、病状などにより適宜ご調整ください。
- 溶解する容器、給与器具類は常に清潔で、乾燥したものをご使用ください。
- 溶解は清潔な場所で行い、細菌に汚染されないようにご注意ください。
- 溶解後は早めにご使用ください(目安2時間以内)。
- 完全に溶解しないとチューブ(カテーテル)に詰まることがあります。十分に溶解してからご使用ください。
- 60℃以上の温湯での溶解は一部の栄養成分が失われる原因となりますので、避けてください。
- 給与にあたり(特に飢餓状態の犬)電解質モニタリングの必要があります。
- 食事療法食は、特定の疾病に対応して栄養成分や機能原料を調整しております。したがって、病気の種類や状態によっては適合しない場合もあります。獣医師の指導に従って適切にご給与ください。
【保存上の注意】
- 直射日光、湿気の多い所を避け、風通しの良い清潔な場所に虫等が入らないように密封して保存してください。
- 開封後はお早めにお使いください。
- 乳児の手の届かないところに保管してください。
【区分】
犬用食事療法食
【原産国】
日本
【販売元】
株式会社森乳サンワールド