一般医薬品

ブラベクトスポット 猫用 250mg×1個(2.8kg~6.25kg用)

¥4,270 (税込)

 

【製品概要】
猫のノミやマダニを駆除するお薬です。
1回の投与で約3か月間の効果が持続するので、手間がかかりません。
新しい寄生を防ぐ効果もあるので、再発予防にも適しています。
ピペットに入った扱いやすい液体タイプです。
体重2.8kgを超え、6.25kgまでの猫に効果が得られます。

【使い方】
猫の首~肩甲骨間の舐めにくい部分の被毛をかき分け、皮膚に直接全量滴下します。
滴下部分が完全に乾くまで、その部分を触らないようにしてください。

【主成分】
フルララネル280mg/本品1mL中
(製品容量:0.89mL)

説明

効果効能】
猫に寄生するノミ及びマダニの駆除

【用法用量】
猫の頸背上部の被毛を分け、皮膚上の部位に直接次のピペット全量を滴下する。
『体重 2.8 ~ 6.25kg : 0.89mLピペット1本』
また、本剤を反復投与する場合、投与頻度がおよそ3か月に1回を超えないよう注意すること。

※体重12.5kgを超える猫については、フルララネル40mg/kgを基準量とし、適切なピペットを組み合わせて投与すること。

【使用上の注意】
(基本的事項)

1.守らなければならないこと

(一般的注意)

・本剤は効能・効果において定められた目的にのみ使用すること。
・本剤は定められた用法・用量を厳守すること。
・本剤は獣医師の指導の下で使用すること。

(使用者に対する注意)

・使用時には本剤が手に付かないよう、ゴム手袋等を装着すること。
・使用後はよく手を洗うこと。
・喫煙や飲食をしながら投与しないこと。

(猫に関する注意)

・本剤は猫の外用以外に使用しないこと。

(取扱い及び廃棄に関する注意)

・本剤には引火性のある溶剤を使用しているので、保管及び使用の際には火気を避けること。
・食品と区別し、小児の手の届かないところに保管すること。
・本剤の保管は直射日光、高温及び多湿を避けること。
・使用期限が過ぎたものは使用しないこと。
・ラミネート包装は使用する直前に開封すること。また、開封後は速やかに使用すること。
・使用済みの容器は、地方公共団体条例等に従い処分すること。
・本剤を廃棄する際は、環境や水系を汚染しないように注意し、地方公共団体条例等に従い処分すること。

2.使用に際して気を付けること

(使用者に対する注意)

・本剤の有効成分又は本剤に含まれる他の成分(ディート)に過敏症がある場合は使用しないこと。

・本剤投与後、完全に乾くまでは投与部位に直接触れないこと。また、投与したことを知らない人も触れないように注意すること。特に小児が、投与した猫に触れないように注意すること。
・本剤を使用した日は、投与した猫と一緒に寝ないこと。
・本剤が皮膚に付着した場合は、まれに発疹等があらわれることがあるので、石鹸を用いて水でよく洗い流すこと。粘着性の残留物が皮膚に残った場合は、有機溶媒を含む家庭用品(アルコールや除光液)を綿棒等で塗って取り除くこと。また、目に入った場合には、直ちに流水中で洗い流すこと。
・誤って本剤を飲み込んだ場合は、直ちに医師の診察を受けること。
・投与の際に本剤を床等にこぼした場合、ティッシュペーパー、洗剤等を使って拭き取ること。

(猫に関する注意)

・本剤を反復投与する場合は、投与頻度がおよそ3か月(12週間)に1回を超えないようにすること。
・8週間よりも短い間隔で反復投与したときの安全性は確認されていない。
・本剤投与後は、投与部位が乾くまで、猫が投与部位に触れたり、舐めたりしないように注意すること。また、投与した日は、同居する猫や他の動物との接触を避けること。
・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察を受けること。

(専門的事項)

① 対象動物の使用制限等

・本剤は1回投与すると通常約3か月間新規のノミ及びマダニを駆除することができる。
・本剤は11週齢未満の猫又は体重1.2kg未満の猫には投与しないこと。
・繁殖に用いる猫、妊娠中あるいは授乳中の猫に対する安全性は確認されていないので、投与しないこと。

② 重要な基本的注意

・本剤の投与前には健康状態について検査し、元気・食欲不振、発熱、下痢、重度の皮膚疾患など臨床異常を認めた場合は投与しないと。
・非常にまれにけいれんや嗜眠が副作用として報告されているので、てんかんの既往歴のある猫への投与に際しては、本剤の有効性及び安全性を十分に勘案した上で、 投与の可否を慎重に判断すること。
・複数飼育の場合は、個体間でのノミ及びマダニの再寄生を最小限にするため、全頭に投与することが望ましい。
・本剤投与後の猫の水浴あるいはシャンプーの影響については検討されていないが、本剤投与後3日間は、水浴あるいはシャンプーを控えることが望ましい。

③ 相互作用

・フルララネルは血漿蛋白結合率が高い化合物であり、蛋白結合率の高い他の薬剤と併用すると血漿中の蛋白との結合において競合し、本剤又は競合する薬剤の血漿中遊離型濃度が変化し、それぞれの薬剤の有効性又は安全性に影響するおそれがあるので、併用する際は十分に注意すること。なお、蛋白結合率の高い薬剤としては、非ステロイド系抗炎症剤、ループ利尿剤や炭酸脱水素酵素阻害剤、一部のACE阻害剤及び抗凝固剤等がある。ただし、犬の血漿を用いた試験では、フルララネルの血漿蛋白結合率は、カルプロフェン及びワルファリンによって影響を受けなかった。
・薬理試験や臨床試験において、一般的に獣医療で使用されている薬剤と本剤との相互作用は認められていない。

④ 副作用

・海外で実施した臨床試験において、投与部位に軽度で一過性の紅斑、掻痒及び脱毛(2.2%)、投与直後の無関心、振戦及び食欲不振(0.9%)、嘔吐及び過流涎(0.4%)が認められた。
・本剤の臨床適用量の上限量(フルララネルとして93mg/kg体重)を経口投与して実施した猫の安全性試験において、一過性の流涎、発咳及び舌を噛む行動が認められた。

⑤ その他の注意

・本剤は、猫に寄生したノミ及びマダニを駆除する動物用医薬品であり、これらの寄生虫が媒介する疾病の伝播を阻止できるかについての検討は行っていない。

【貯法】
室温保存

【包装単位】
0.89mLピペット×1本

【製剤区分】
防虫剤・殺虫剤

【製造販売業者】
MSDアニマルヘルス株式会社

【メーカーお問合わせ先】
MSDアニマルヘルス株式会社
〒102-8667 東京都千代田区九段北一丁目13番12号
TEL:03-6272-1099
FAX:03-6238-9080

Q&A

Q.室内飼育ではノミ・マダニの予防は必要ないのでは?
A.ノミやマダニは、人が出入りする際の洋服や靴、他の同居動物、ベランダ、窓や網戸などからも侵入します。
特に飼い主様やご家族が外で他の動物と接することがある場合は、洋服や靴について、ノミやマダニを持ち込む危険性が高まります。
1年中暖かい室内では、一度家の中に入ってしまうとノミやマダニのライフサイクルを断ち切るのが難しいため、室内飼育でもしっかりと予防しましょう。
Q.どのようにしてノミやマダニを殺すのですか?
A.愛猫にブラベクトスポット猫用を投与すると、有効成分であるフルララネルが吸収され、血液を介してすばやく全身に達します。
この状態でノミやマダニが愛猫に取り付いて血液を吸うと、フルララネルが取り込まれます。
フルララネルにさらされると、ノミやマダニは動けなくなり、8~48時間以内に90%以上が死に至ります。
このようにしてブラベクトスポット猫用は、1回の投与で3か月間効果が持続します。
Q.うちの猫は今、別の病気の薬を使っています。ブラベクトスポット猫用を投与しても大丈夫ですか?
A.処方薬であっても市販のサプリメントであっても、愛猫の治療について獣医師とよく相談することが大切です。
ブラベクトスポット猫用と他の薬を併用する際は、獣医師にまずご相談ください。
Q.ブラベクトスポット猫用を犬に投与してもいいですか?
A.ブラベクトスポット猫用は、犬用には承認されていません。
犬用には「ブラベクトスポット犬用」や「ブラベクト錠」が承認されていますので、ご相談ください。
Q.投与後、どのくらいから触ってもいいですか?
A.投与した場所が乾いてからです。
投与した日は投与した部位を触らないようにしてください。
Q.投与時、手についたらどうしたらいいですか?
A.石鹸やハンドソープなどでよく洗い流してください。
Q.ノミの卵にも効果がありますか?
A.虫卵には直接作用しませんが、ブラベクトスポット猫用はノミが産卵する前にノミを駆除します。
ノミは吸血後24時間以降に産卵を開始しますが、ブラベクトスポット猫用はノミを8~12時間以内に駆除します。
Q.投与後1日以上経っても、被毛がべたついていますがどうしたらいいですか?
A.被毛の状態が気になる場合は、滴下部が乾燥した後、ブラッシング等で整えてあげてください。
投与の際はできるだけ被毛をかき分け皮膚に投与するようにしてください。
Q.皮膚病を患っている犬にも塗布していいですか?
A.舐めることのできない部分で、投与するのに十分な範囲の健康な皮膚があればそこに投与しても構いません。
患部には塗布しないようにしてください。
なお、重度の皮膚疾患の場合は獣医師に相談してください。
Q.舐めたら危険なのでは?
A.特に安全性に問題はありません。
ただ、溶液が刺激となって咳をしたりよだれを流したりすることがあるかもしれないので、舐めさせないように気を付けてください。
Q.3か月も効果が持続すると安全性が不安なのですが、従来のノミ駆除薬と比べて危険なのですか?
A.3か月間有効性が持続するのは、有効成分であるフルララネルが体内において非常に低濃度になっても効果を発揮するためです。
フルララネルは猫において安全性の高い成分であり、徐々に排泄されていくので、体内に蓄積することもありません。

添付文書等

添付文書